イイ絵ってどんな絵?



いい絵ってどんな絵?

私なりにまとめてみた。
以下のパラメータで判断する。
尚、
今回の文章中にはずいぶんと勝手な事を書いているが
あくまで独断と偏見によるものなので
あまり深く考えたりつっこんだりしないでくだされ。m(_ _)m
、、、、、(-_-)ナラ偉ソウニ書クナ


判断材料とする項目
1.発想
2.モチーフを選ぶセンス
3.構図のセンス
4.アレンジのセンス
5.画材選び
6.忠実に再現する技術
7.アレンジの技術

判断材料から外した項目
8.情熱
9.希少価値
10.経歴
11.人気
12.作者
13.工程

「発想」
  なにはなくともこれが無くては始まらない。
  さらに細分化するとこう。
   ・感性 ここでは蓄積されてきた感性とでもいうべきもの。
       性格とか趣味、思想、こだわり、みたいな。
   ・閃き いわゆるテーマと言われるもの。
       観る人に伝えたい訴えたい内容。
   ・思惑 何をどうしようかとかいうナニか。

「モチーフを選ぶセンス」
  何を主役、媒体にしているかということ。
  発想が貧困でもこれが良ければ良しとなることもある。
  キャラクターものなどがその一例として当てはまる部分がある。

「構図のセンス」
  どれだけ効果的な画面構成を施しているか。
  うまいアクセサリーや脇役の使い方とかも。

「アレンジのセンス」
  デフォルメやアドリブ、アンバラスさ、強調と省略と追加、等で、
  実物本来が持つポテンシャル以上の「ナニか」を引き出す力。

「画材選び」
  作品を成り立たせる上で、しっくりくるものをチョイスしてるか。
  どれだけ画材が持つ性質を理解研究し、うまい使い方ができるか。

「忠実に再現する技術」
  ・デッサン   物の形をとることが出来ているか。
          全体のフォルムがしっかりとれている方が
          安心して観やすい。
          その次に精密さが高いほど良い。
  ・カラー    どれだけ色の知識に習熟し、
          効果的な使い方が出来ているか。
  ・テクスチュア 材質感をいかに表現するか。
          視覚よりも触覚に訴えかける感じ。
    リアリティーによる説得力を得る為には必須。
  作風にもよるが無いよりは有るにこしたことはない。

「アレンジの技術」
  いかにこう許される範囲内でバランスをとり絶妙にまとめれるか。
  セコ技から神テクまで実在する技は数知れず。
  オリジナリティーとかはこの持ち技の数と質で決まるのかもしれない。
  書店で手に入る書籍などには記載されていない技は
  通常他人にはナイショにしていることが多いいので、
  解読できた時にはニヤリと笑おう。


ここからは何故か外された項目。

「情熱」
  やる気とか情熱とかは全体にかかわってくるもので、
  絵を描く過程に影響を及ぼすものであることから、
  出来上がった1枚の作品を観察するにあたって、
  その完成度などが
  やる気などのメンタルなものに左右されたのか
  純粋に身についているテクニックによるものなのかは
  通常では識別しにくい部分もあるので
  精神論的なことは結果を判断するパラメータから外した。
  っていうか
  「そんなものはあってあたりまえ」
  のところからスタートし、
  それを踏まえた上で上記のパラメータによる考察をしたい。

「希少価値」
  手に入りにくいから価値がある。
  ということであるが、以下の3つのタイプがある。
  A.作者が亡くなった、作者の創る数が少ない、
    という理由で手に入りにくい。
  B.他に真似の出来ない作品で創り手が少ない。
  C.今までに無い作風で斬新である。
  Aは論外。
  Bについては、真似が出来る出来ないという点に関しては
  あまり関係ない。真似が出来ないくらいすばらしい場合
  そのすばらしさは何か?という点を分析する際には上記の
  1〜7の項目で判断することになる。
  ただし勉強になるケースと出会える確立が高いとは言える。
  CもBと同様。
  ただし意味不明のケースと出会える確立が高いとは言える。

「経歴」
  ナントカ優秀賞受賞作品、とかいうヤツ。
  その企画を主催した団体のレベルを知りたい時に参考にする程度。
  特にオフの現状ではカネとコネでどうにでもなるので、
  ますます惑わされないようにすべき。
  参考にする時には純粋に商目的の企画をお勧めする。
  選考基準はまだ平等な方である。

「人気」
  どんな人たちの間でどの様な人気があるのか?
  という点を踏まえて考えるべき。
  あと知名度という意味合いでも結論は似たようなもの。
  とりあえず作品そのものの善し悪しをキメる重要項目ではない。
  ただし傾向と対策を研究するという点では
  最重要項目の1つである。

「作者」
  購入したりする時に
  好みの作者のモノならば失敗は少ないとは言えるが、
  作品そのものを判断する時にはあまり参考としない。

「工程」
  どれだけ手間がかかったか、どれだけ努力したか、
  どれだけ凄い設備を投入したか、等々。
  上記の事は創り手の勝手な苦労話で、観るものには関係ない。
  そんなもので同情をかったり自慢する人がいたとしたら
  まず間違いなく2流以下。大変参考にはなるけどね。

ふう、今回はよくしゃべった。
自分はいったいどのパラメーターが秀でているのかとか考えてみましょう〜
得意な項目を伸ばしても良し。
オールマイティーをめざしても良し。

でもあまり結果ばかりを求めるべきではないかも、
結果ばかり求めていると、
近道をしようとしたりやる気がしだいに薄れていったりするものね♪
続けることが大切。



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