デッサンの練習



神様になってしまわれた手塚治虫先生にして、
「私なんかまだまだデッサンが出来てないから、、、、」
などとのたまわれるものだから、我々はもう一生デッサンの練習を
怠る事は出来なくなってしまいました。(^-^;

とは言うものの、私自身、
さほど本格的にデッサンの練習なるものをしたことがありません。
現在描き続けているCGは漫画の物まねの延長上にあると言っても
過言ではないでしょう。

そういう訳で通常のデッサンについて語る口はありませんので、
通常ではないデッサンの練習について語ります。

1)「足で描く」

 いえ、冗談ではなく、(^_^;
 中1の授業でやらされたんですが、

 始めは利き腕の右手でデッサンします。
 その次は反対の左手でデッサンします。
 そして利き足、その反対の足。

 左手に鉛筆を持ち替えた時点で既に
 かなりまどろっこしい思いをするのですが、
 足にいたっては指に鉛筆をしっかり挟む事すら苦労します。

 この時「くぅ〜 右手で描けたら、右手で描けたら、」
 という思念が頭の中でループします。
 普段なにげに描いている右手のありがたさと自由度を再発見します。
 きっと、今までのデッサンでの苦労を苦労と思う気持ちが
 実にちっぽけなものだったと反省できるでしょう。
 ちょと目が覚めれます。

2)「タイムアタック」

 これは大学時代在籍していた美術部のイベントでの経験談。

 モチーフは服を着た人間、かそれと同じぐらい複雑なもの。

 始めは20分からスタートします。
 一生懸命描いてたらあっと言う間に時間が過ぎます。

 その次は同じ物を10分で。
 この時注意するのは単に描く時間を縮めるのではなく、
 制限時間内で「完成」させるよう心がけます。
 最低でも描き終わった時点で
 それが何を描いたのか分かる程度までは描き込みます。

 その次は5分、3分、90秒、30秒
 といった具合に減らして行きます。

 そして最後に整理体操みたいな感じで、
 もう1度同じものを20分かけてデッサンします。
 そうすると最初の20分と違って時間がすごく長く感じます。
 集中力を高めるのに良いと思われます。

3)バーチャファイター1をデッサンする。

 デッサンの小道具で「大顔面」というものがあります。
 これは光の加減とか面の構成が分かり易い様に
 粗削りに彫られたお面の様なものなのですが、
 これなら、一昔前のポリゴンゲームのキャラクターを見て
 デッサンする方が楽しいし勉強になるなあ。

 と思っただけでやったことはありません。へ(-。-)ノ

以上、TOMOSUMAのデッサン教室でした。



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