とことん好き



その昔、定期的に襲ってくるオタク特有の病気(転職切望症(^_^;)の為に、
「なんでもいいから絵を描いて生活したいよ〜
 う〜 もう18禁でもなんでも描くからさ〜」
などと本気で考えたこともあるのですが、
この時既に大きな勘違いをしていたのですね。
ちょっと後から気付いたことなんですが。

「18禁でも〜」ときた理由は
普通の絵よりは需要も高そうだし、
そこそこの絵が描ければとりあえずなんとかなるかもしれない。
始めはヨゴレでもいいから手っ取り早いところから。
などという安易な考えに他ならないのです。
事実、HPの場合でも検索キーワードにそれ系の言葉を登録しておくだけで
ガタンとアクセス数が増えるそうだし。(^_^;

でもまあ、そんな安直な動機と手段でも、
そこそこイけてしまうかもしれないのですが、
私の場合別の理由で断念しました。
それは、
世間体とか猥褻物を陳列する事に対しての罪悪感とかいう類のものではなくて、
(全く無いという訳でもないのですが)
そこに、たいして情熱みたいなものがなかったのです。結局。
と言うのも、ちょうどそんな事を考えていた時に、
「うおおおお おれはエロ漫画好きじゃあああああああ!!!!
 絶対にエロ漫画家になってやるううううう!!!!!!!!!」
と絶叫しているHPに出くわしまして、
なんか、いっぺんにやる気無くした、というか、
やってはいけない様な気になってしまいました。

18禁でもとか、この「でも」とか言ってる時点で
おまえはもう死んでいるって感じで、
戦わずして負けているという気がして思いとどまりました。
この「でも」って言う発言の基には、既に、
そういうものに対して格下であるかのような扱いを心の中でしている訳で、
そんな姿勢では長続きしないだろうし、楽しくないだろうし、
何よりそちら方面の作家様方に対して失礼極まりないと思ったのです。

立場を逆にして考えてみましょう。
もし自分の好きな分野に「ウケが良さそうだから」という理由で
入り込んでくる人がいて、
「僕は本当はこんなもの興味が無いんだけど、
 客の入りがよさそうだから仕方なく描いているんだよ。
 仕方なくね。仕方なく。嫌なんだけど。
 だから君らなんかとは一緒にしないでくれたまえ。」
な〜んて言われたら、(^-^)
ケツから手ぇつっこんで内蔵引きずり出したろかっていう気になるでしょう。

結局、ヤるからには「とことん好き」に勝るものは無いと思ったのです。
その点については分野の壁など無いと思います。

ふ〜 (´_`)

こんなこと言いながら、
どっかでH系サイトあげたりしたらすみません。



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