残虐画像とか、現実だから怖い



 ホラー系としてこれもたしなみのうち。
 というわけで残虐画像を時々見るのですが、実を言うとそんなに
大得意と言うわけではありません。
 演出の要素として死体や残酷な描写などは根源的な恐怖の要素で
ある「死」を連想させる為の有効なナビゲーターであるということ
から無視できない存在なので、ある程度の「慣れ」みたいなものは
あると思うのですが、それ自体が大好きと言うわけではないようで
す。
「なーんだガッカリ」
 と思われるかもしれませんが、私の場合どちらかというとオカル
トのような超常現象の方に興味があるようです。
 だからといって別に超常現象を信じきっているわけでも無いし、
血や肉を惜しげもなく使った絵や文章をかきまくったりして矛盾が
多いのも事実なんですが。もしかしたら自分も気づいていない部分
で興味を持っているのかもですが、詳しくは分かりません。
 でも、稀に残酷すぎるものに触れて凹むこともあり。
 そんなとき思うのが、なんだか、多少ホラーな作品を創っていた
りしても、お医者さんや、警察、特殊清掃の人、等々、そんな職業
の人から見ればお笑いなんだろうな、とかいうこと。
 あと、ニュースやネットサーフィンで実際に起こった事件などを
見たとき。創作だと無茶なことができる代わりに、作者の心のブレ
ーキが働いて、意識しないとある程度以上の無茶が考え付かないの
ですが、世界中で実際に起こっている事件はそんなのおかまいなし
です。
「そうきたか」
 って仰天することがあります。しかもそれが作り話じゃないとい
う点で別の意味で凹んだり。人間って怖い。
 (@_@)。
 恐怖ってなんだろう。
 ホラーってなんだろう。
 自分は恐怖や異常には平均以上の耐性があり、それどころか好き
好んで創作したりしている身で、ある意味その手の優等生だと思う
ところもあるのに、普段そんなこと考えない世間一般の人は何かの
タイミングで、そんな僕が考え付かないような残忍なことをスルっ
と実行してしまう。追い詰められるとはそういうことなのだろうか。
 例えばバラバラ殺人事件の犯人はどういう心で死体を分解してい
るのだろう。度を越したリンチで人を殺してしまう集団はその時ど
ういう考えをしているのだろう。興奮して思考が働かないのか。子
供を餓死させてしまう親は日々弱っていく我が子をどういう目で見
ているのだろう。と、ここまでは日本級。まだ想像の範囲内とはい
えいくらか察しがつきます。これが世界級になると、生きた人間を
バラバラにしたり皮を剥いだり殺して山積みにしたり焼いたり爆破
したり、もうむちゃくちゃ。スケールが違う。
 ネットって凄いな。
 もしかしてTVで伏目がち、歪曲、脚色、ご都合主義に報じられ
ているのが本当で、ネットで垣間見ることができるストレートな情
報は全部やらせだよってことは無いのかなぁ。
 そうだったら良いのに、と思うことがあります。



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