心霊写真を擁護したい |
■不利な原因1「余計な知識」 私の父はカメラマンなのですが、心霊写真を作れませんか、とい う依頼が実際ありました。 実際の写りよりも意図するものにどうにかする方法や、不具合の 起きる原因を少しだけ知っています。 ■不利な原因2「経験」 いままで一切霊的経験がありません。或いは実感していません。 ■不利な原因3「まとめ」 ちょっとまって下さい。冷静に考えてみれば、霊があるとして、 そういった非物質的なものは同じ霊的要素を肉体という器のなかに 備えている人間が感じることはあっても、物理的現象を反映するだ けの機械に記録を残すことは出来ないはずです。吸血鬼だって鏡に は映らないと言うじゃないですか。 本道を行くなら、怪談とは体験談こそあれ実際の映像は存在しな いのが本当。 しかし、それでは皆が楽しめない。 だから、心霊写真や映像とは、絵して伝えること、何かしら説得 力のある証拠の形、そういった個人やメディアの都合によって生ま れたものであるというより他にありません。 そんなわけで心霊写真や映像は完全無欠に否定せざるをえない物 の1つなのですが、それでは面白くないのであえて肯定したい。そ のほうがホラー好きの私にとっては人生豊かになる気がします。 ●擁護1「心構え」 まず、怖いと思うこと。目が肥えているので、内容が強引なもの や陳腐なものに対しては、馬鹿馬鹿しさ、怒り、笑い、絶望、悲哀 などが生まれるが自己暗示で消去する。 ●擁護2「科学的証明」 通常科学とは相反するものなのですが、都合の良い理屈を思いつ きました。 上記で霊等は非物質的と書きましたが、そうとは限らないとしま す。なぜなら、自分という霊は肉体というツールを介してこの世に 存在しています。意識とは脳細胞の連続的な化学反応によって作ら れているものですが、それはこの世の物理的なルールに従うしかな い故の結果であり、存在自体は別のところにあると、ひとまずしま す。 とういうわけで、霊は微弱(細胞の電気ぐらい)なら自由に影響 を与えうるものとします。 だから肉体を失い成仏できずに迷っている霊も空気分子などに少 しだけ影響を与えているということも考えられます。 しかし、それは肉眼では見えないぐらい影響力の少ないものです。 HTMLの色コードに例えると、#FFFFFF(白)と#FFFFFE(極々少 しだけ黄色い)ぐらいかそれ以下の差です。 一方、機械はその違いすらも正確無比に捕らえることができます。 そのとき、その僅かな違いが処理の過程で強調されてしまうこと があるのかもしれません。たとえば、フィルムや現像液が反応しや すいある特定の光学的な波長があるとか。 そういったことから肉眼では見えないものが、機械によって抽出さ れることがあるのです。 やったー。へ(-。-)ノ これで心霊写真を楽しむことが出来ますね。 あとは、間違い探しスキルを磨くだけです。 |
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