■ サイクロプス (Cyclops) ■ サイクロプスは神話に登場する1つ目の巨 人のことをいう。彼らはその神話において2 つのタイプに分類される。1つは、ヘシオド スが伝える神々に従うサイクロプスたちで、 もう1つはホメーロスが「オデュッセイア」 で語る粗野で凶暴なサイクロプスのことだ。 前者はゼウスの電光を、まあポセイドンに は三叉の矛を与えた神々の鍛冶師であり、後 者はオデュッセウスらを捕らえ、彼らを喰ら わんとしたが、オデュッセウスの機知により その目をつぶされたとされている。 サイクロプスたちは他の巨人族とくらべて も大きな方で、当然けたはずれの怪力と、体 力を有している。 彼らは海岸近くの洞窟に、普通は単独で、 時には数匹が群れて住んでいる。そこで羊と ぶどうを育てているらしい。 |
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