ヒドラ(001009) ■ ヒドラ (Hydra) ■

 ヒドラはギリシア神話に由来するモンスタ
ーで、多数の頭を持つ巨大な蛇だ。頭の数は
伝説によってまちまちで、中には50とも1
00ともいわれている。また、物語によって
は4本の短い足が生えてるものもある。
 棲み家は地底の洞穴だが、しばしば沼地や
湿地帯に出没する。全身を覆ううろこは鎖の
ように固く、灰色がかった茶色で、泥の中で
は保護色となる。目は琥珀色かオレンジ色で、
口には黄色っぽいギザギザの歯が生えている。
 ギリシア神話のヘラクレス伝説に出てくる
レルネーのヒドラは、巨大怪物テュポーンと
蛇女エキドナの間に生まれ、草木を枯らす猛
毒の息を吐き、首を切り落とされると、その
傷口から新たに2本の首が生えてくる。
 ヘラクレスの従者イオラスが、傷口を火で
焼けばそれ以上首が生えてこなくなることを
発見し、倒すことが出来た。

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