楽しむホラー



恐いもの観たさ。
その一言で済まされがちな恐怖モノですが
実はもう少し多種多様です。
(※妖怪全般とかでがはなく「ホラー」についてです)
(-_-)ノ10連発!

楽しみ その1.「珍しい」
 未知の珍しい事物に対して純粋に好奇心を抱きます。
 真実は、恐いモノが好きなのではなくて、
 好奇心が恐怖心より勝っているという事なのです。

楽しみ その2.「未知への冒険心」
 退屈な日常からは想像も出来ないような冒険の予感を感じます。
 それゆえ、エンターテイメントのモンスターは
 非現実的である必要があります。

楽しみ その3.「ヒーローになりたい」
 それと戦う貴方は正義の味方です。
 それゆえ、エンターテイメントのモンスターは
 同情の余地が無い絶対悪である必要があります。

楽しみ その4.「困難からの脱出」
 空想の達成感が得られます。
 それゆえ、エンターテイメントのモンスターは
 強くあるべきです。弱かったら単なる可哀相な生き物。

楽しみ その5.「欲求不満解消」
 そこそこ恐いやられモンスター(ゾンビ等)をやっつけるのは
 欲求不満解消以外の何物でもありません。
 正当化される弱い者虐めとは言い過ぎでしょうか。

楽しみ その6.「力への憧れ」
 仰天の超常現象を引き起こすそのパワーに憧れを感じます。
 ああ、しもべにしたい。

楽しみ その7.「悪の心のはけ口」
 時には自分の中の暗黒面と同調します。
 醜い憎悪、破壊衝動、変態性、変身願望、etc.。
 エンターテイメントのモンスターはそういったものを消化しています。

楽しみ その8.「生の実感」
 恐怖とは死の象徴。
 貴方を襲う化け物とは、つまり、迫り来る「死」なのです。
 死と直面する時に初めて実感する生があります。

楽しみ その9.「精紳修養」
 架空のモノを擬似的にとは言え、
 それを経験し自分の中に取り込む事によって異常事態に対して
 少し図太くなれます。
 いや、麻痺すると言った方がイイかも。

楽しみ その10.「ある美の形」
 生物の常識、物理法則から逸脱したそのかたちに、ある意味、
 美しささえ感じることがあります。
 一般常識的にはタブーとされるようなグロテスクさ。
 そこにも美学はあります。

などなど、
ホラーを楽しむとは、その時、
何かを発見したり実感したりしながら、とにかく
「ドキドキしたい」と言うことです。

まあ、ほんとにヒュ〜ドロロって出てきたら
また考えも変わるのでしょうけど。
その時はその時。(^-^;



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