相乗効果



今まで気づかなかったのですが、
ここ2年ほどの間であからさまな事実を経験したので
ここにまとめてみたいと思う。

ひとまず私の高校時代までさかのぼります。

私の母校は今でこそ有名な私立の進学校なのですが、
当時はまだ過渡期だったので私のようなバカ者でも入学できました。
「大学は4年あるから、1年おつりがくるし、
 この3年間は先生に預けろ!」
って「志望大学合格」が先生と生徒の共通目的で、
その件に関してはあまり文句を言う者もいませんでした。
まあ、入学する時点で誰もがある程度は腹くくってくるんです。
集団的に一種特別な雰囲気と環境が出来あがっているので、
言葉は悪いけど、ノるだけでバカでも大学に入学できます。
それと言うのもみんなでみんなガンバってるんだっていう
連帯感の様なものに支えられてる面が強いのです。

余談ですが、受験勉強もある程度まで極めると、
攻略とタイムアタックの世界に突入し、
勉強と言うよりはゲームに近いものになってきます。

そして、ふと思ったんですが、
TVゲームとはいえ、手強い対戦相手の有無、
目標やライバルとなる凄腕の仲間がいるいないで、
自分の中でのレベルが急激に変わることがあります。
私の場合、最近では音ゲー関係の友達ができる前と後ではケタ違いです。
かつての目標が今のデフォルトになりました。

あと私にとってもうひとつ大事なのがイラスト関係。
絵、イラスト、グラフィック、、、、呼び方は何でもいいんですが、
とにかくこれもネット前と後では大幅に変わりました。(よ〜に思う(-_-))
受験やゲームの様にスコアが表示されないので明確ではないのですが、
まあ、ちみっとは観れるようになりつつあると思うのです。

ただ、おしむらくは、頻繁に会える仲間がいないと言うことです。(;_;)
たま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜になら会える。
という方は沢山おられるんですが、(^_^;
やはり、ディスプレイごしに会うのと実際に会ってみて
あれこれ話せるのとでは全然違うように思います。
どうしてもディスプレイというフィルターを通してしまうと、
威力は半減してしまいます。

あいかわらず、今、日常生活の身の回りでは絵を描いたりする人はいません。
オフ会等の直後はテンション高まってグーッ(>_<)ノ って感じでも、
朝から晩まで会社とかで別世界の生活をおくり続けていると、
いやなことにテンションは下がってゆく一方です。(_ _)

しょせん絵もゲームも自分一人で自分自身を磨いてゆくものなので、
そんなあまっちょろい事を言うのもなんなんですが、
励みとか連帯感とかいう良く分からないモノの有無で
結果が変わるというのは、少なくとも私の場合は事実なのです。

たとえば、自分の絵を観て、
「ここまで描けたんだしもう良いだろう。」
と思ってしまうかもしれない。
自分で自分の限界を決めて納得してしまって、
知らず知らずのうちに自分自身にブレーキをかけてしまうことになる。
そうなると、
「以前ならこんなことは考えられなかった。」
と言う素晴らしい経験も永遠に訪れない。

てな訳で皆さん、できたら身近に仲間を作ることをお勧めします。
そして、皆さん、できたら仲間になって下さい。

きっと今の貴方の目標が近い未来にはデフォルトになると思います。



MEMO 製作環境等々 始めに戻る