とあるギャルゲー |
Hシーンの無いギャルゲーと言っても過言ではない。 普通にやっていたらまずそんなシーンは出てこないです。 しかしギャルゲーと言えど、ゲームはゲーム。 ゲーマーとしてのプライドを傷付けられた私は もはや本来の「楽しみ」とは違う理由でゲームにトライ。 4回目にしてようやく1人攻略。(後何人いるんですか?) ぜーぜーはーはー。 って、何をムキになってるんだか。(-_-) そして、 ああ、よもやギャルゲーの感想文を書く事になるとは、、、、 leafから発売されている「こみっくパーティー」 っていうゲームなんですが。 ある日、友人から強制ポストされたソフトだし、 (強制ポスト=悪友のN氏は時々私の自宅のポストに物を放り込む) どうせまたろくでもないものだろうと思いながらやっていたのだけれど、 まんまと罠にはまってしまいました。 どうも、このゲームは本来のギャルゲーとは趣旨が違うように思う。 とは言うもののこれが2本目のソフトなので、(1つはときメモ) 偉そうな事は言えないのですが。 とにかく、少なくとも私にはH主体のゲームとは思えなかった。 物語は同人誌即売会を背景としたもので、イントロは、 美術系の主人公がオタクの友人に即売会に連れて行かれ、 その活気とエネルギーに圧倒されながら、 「こんなのもありかな」って感じでその世界に入ってゆくというもので、 なんちゅ〜か、3年前の自分を見てる様で顔がひきつりました。 しかも、私が同人活動を始めたばかりというタイムリーな要因も強い。 思えば悪友のN氏に連れられて(BGMドナドナ) 夏コミに行ったのがある意味全ての始まり。 美術部系の創作活動意欲の希薄さにへきえきしていて、 仲間や活動の場に餓えていた私にとってはこの即売会というのは とても魅力的に映ったのです。(インターネットは言うまでも無い) 同人誌といえば、多くの人がそうであるように、 私自身もかつては下品なイメージしかありませんでした。 よくある使われ方として、 いくらゲームや漫画に溺れている奴でも、 「あ、でも、コミケに行く程じゃあないですから。」 みたいに、一種のボーダーラインとして位置づけられとります。 が、 実際、店を出すとなると、それなりに勇気と行動力もいるし、 大半が初対面の人を中心に相手する活動なだけに、 社交的でマナーをわきまえた人ばかりです。 って、話が脱線してきたので元に戻しますが、 さて、このゲーム、てきと〜にやってるだけでいろんな勉強になります。 そして、自分のてきと〜さ加減も痛烈に認識してしまえます。 いろいろなルールがあるんだねえ。へ(-。-)ノ それと、気合。 「一晩あればコピー本の一つも創る」とか、 「下描き無しにいきなりペン入れ」とか、 曲芸まがいの事を、このゲームの登場人物は当たり前のように やってのけるのです。 私は、絵を描くスピードにはそこそこ自信があったのだけれど、 もしこのキャラクター達の行動力が万が一、 現実にもありうるものであるとするならば、 私は自分のカワズ加減をもう一度真剣に考え直さねばならない。 とか、 何やら考えさせられるところの多いゲームでした。 まあ、活動始めて1年程度で、フルカラー本2000部完売とか、 大学に行きながら毎月新刊出すとか、 ファンやら彼女やらがとんとん拍子に出来たりとか、 調子が良すぎるのはやはり所詮ゲームなのですが、 考えてみたら、 何年続けても全然売れなかったり、 仕事に追われて新刊が創れなかったり、 妙な男友達ばっかりしか出来なかったりしたら それはもう酷いゲームですよねえ。 うぐっ。 |
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