思い込み



その昔、
ポスターカラーやガッシュを使えば、
シルクスクリーンやエアブラシを使えば、
ただそれだけで、
超美麗な絵が描けると勘違いしている人々がいました。

今はフォトショップさえ使えば、機種がMacならば、
3Dソフトを使えさえすれば、
ただそれだけで、
極上のCGを創り出すことができると勘違いしている人がそこそこいます。

確かに画材による恩恵は得ることが出来ますが、
根本的に紙と鉛筆だけでもそれなりのモノを描けれる力が必要です。
基本的な感覚や画力がなければどんな画材を使ってもイイものは描けません。

なんて偉そうな事を書きましたが、(^_^;
紙と鉛筆だけで絵を描く練習をすれば、
後からどんな画材に切り替えてもそれなりの結果は出ます。ので、
特別な練習は不可欠では無いとも言えます。

これにて一件落着。へ(-。-)ノ

と言いたいところなんですが、(-_-)
実はこの手の問題にはもう一歩奥がありあます。

「〜さえあれば私だって〜なのに。」
と言って、なおかつそのままの人。
それは、暗に
「私はただ、高価な設備や環境が整っていないだけで、
 本当はこれと同じかそれ以上の実力があるのよ。
 所詮、物の力に助けられているだけなのよ。」
という旨を匂わせている場合があります。大なり小なり。
が、
それは、ひがみ&自己正当化でしょう。

あくまで悪いように解釈すればの話ですが、
って言うか、悪いように解釈されても仕方がないと思います。

今夜の場合なら対象はパソコンやフォトショップなどのソフトに
的がしぼられます。
「〜さえあれば、」と言うのなら買えばいいだけの話。
ただ、働けど働けど食うものも食えずに日々の生活に困窮している。
と言うのなら話は別です。すみません。謝ります。
ただ、それ以外で、
他に買いたい物があるから、
自分の時間が欲しいからバイト(残業)も出来ない、とか、
何らかの事情で画材(パソコンやソフト)の優先順位が下がっているのなら、

しょせんその程度の人。

なのですよ。絵に関してはね。
作画のテクニックやセンスうんぬんと言う以前に、
その環境を整える努力すら出来ていないと言うことなんですよ。
いい画材(ソフトに限らず絵具や筆でも)があれば使えばいい。
新しい技法があれば取り込めばいい。
それだけのことなんです。

とにかく、やればイイだけの事をする努力すらしないで、
知ったかぶってあれこれ批評をする人は、ハッキリ言って格好悪いです。
そういうタイプの人は自分が優位に立とうとして
あれこれ論じてるつもりかしれませんが、
私に言わせれば、喋れば喋る程、己のバカさ加減を披露しているだけです。

また
「いや、私は昔ながらの方法がいいから
 あえて新しいものに乗り換えたりしないんだ。だけど、、、、」
と言う人。
それならそれでよろしいです。それはそれで立派なことだと思います。
が、「だけど、、、、」と言う人はうそつきです。
芯から自分の工法に自信がある人なら「だけど」等と言付け足して、
あくまで自分は正当であるという事を主張する様な行動をとったりはしません。

とか、
例を挙げるときりがないのでストップします。
要するに、
絵を描く時にはセンスやテクニックだけが最重要課題だと思い込みがちですが、
その制作環境を整える為の根性や体力、そして柔軟な対応力も必要なのですよ。

って、あぁ、
また攻撃的な文章を書いてしまった。ごめんなさい。
それでは今夜はこのへんで、
ではでは。

(-_-) ん。

しかし、作画にはたいして興味ないけど環境だけは整ってる人、多いですよね。
クロックアップとか、いろいろ。
へ(-。-)ノ



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