就職(A面) |
う〜、ここを読む人でCG関係に就きたいと思っている人はどれだけおら れるんでしょうか。 ちなみに、私TOMOSUMAはプロでもないし、バイトですらCG系の仕事は したことありません。 勤め先の会社のポスターやカレンダーなどのグッズ類の絵を描いた程度の ことはありますが所詮ローカルなものです。念のため、私自身の部署はシ ステム部であってCGとは一切関係ありません。 あとはせいぜい細々と同人活動をしてるぐらいですか。 と言うわけで、 まあ、良くある失敗例(?)の1つとして私の就職経緯を書くとしましょう。 まず大学で就職活動を始めるまでろくに具体的なことを考えた事が無か ったです。今思えば既にこの時点で終わっていました。(-_-; また漠然と勉強して中途半端にそこそこでまあまあの大学(龍谷大学経営 学部)に受かったものだから始末に悪い。 もともと絵を描くのは好きだったんですが、親は反対でした。経済的に自 立出来てなかったしあんまり真剣に考えた事もなかったので言い訳のしよ うもありませんが。 そして当時はパソコンもインターネットもありません。 いや、正確には無い事は無かったのですがなかなか一般個人の手には届き にくいものでした。とりあえず私には無縁のものでした。 この時、美術部に在籍していたことがきっかけで美術関係の方面には多少 コネがあったのですが、当時「画家」で食べてゆこうとした場合、 ・お金をかけて先生と呼ばれる人について画家になる。 ・手工業的な仕事で働く絵描きになる。(食器の柄とか色紙とかみたいな) ・自分の腕だけで個展などで売りに出る。 という感じでした。 2番目のは希望としては論外で、1番と3番は周りの理解なくしては実行 困難で我が家の場合期待ゼロだったので、とりあえず画家という道は却下 でした。 あと、長男で両親も高齢だということもあって大阪から離れたくないのと 安定した収入も必要だということも大きかったでしょうか。 てな訳で某金融機関のシステム部に就きました。 金融機関なら土日祝日はきっちり休めるしね。 仕事と趣味を分け切った後は自由にできる時間の確保が最優先になります。 総時間数が少ないことには変わりがありませんが、今の職場は意外にも開 発という職業柄、覚悟していた以上には時間の前後に融通が利きました。 それからしばらくの間はグループで画廊を借りて油彩などの展覧会を開く などの活動をしていました。 そして数年前にパソコンが手に入って、ネット上で活動する事が出来るよ うになったわけです。その結果、 いわゆる「画家ごっこ」が出来るようになりました。 自由に作品の発表もできるしメールや掲示板を通じて多少の反響もうかが えます。貴重な交友関係もできましたし、即売会などでも売りに出せばい くらか売れます。わざわざチェックしていただけることもありました。こ れはこれでもう充分感無量です。既に目的は果たしたと言っても良いかも しれません。 趣味や遊びとしてならこれほど楽しいものは他になかなか無いと思います。 平凡なイチおやじが受ける待遇としては現時点でもう既に出来すぎだと言 っても良いかと思うです。 が、しかし、 まるで成仏できない幽霊のようです。 というのが今の私の心境です。 どうしても前線で活躍している人たちを見てしまうのは、それが例え憧れ という形であったとしても、もはや身のほど知らずも甚だしいと言う他な いのですが、要するに、正直言って悔しいです。 などと、とんだ1例をお見せしました。 そ〜ゆ〜わけでCG関係の就職を考えている人にはそれなりに覚悟して頑 張って欲しいものです。 ついでに、 既にお金を貰ってそのての仕事をしている人にも頑張って欲しいものです。 私のような幽霊の怨念が背後にあると言う事を肝に銘じて。 |
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