逆境と創作活動は正比例するのか



 たまにこういう旨のこと言われますね。
 何らかの逆境、例えば、欲求不満やコンプレックス、謎の不足感、
等々が創作活動のエネルギーになると、
 逆に言えば、何不自由なく幸せで満たされた生活を送っている者
は創作意欲が沸きにくいということ。
 私はこの意見にはあまり賛成では無かったのですが、最近になっ
て一理あるかもしれないと思いました。

 まず初めに、去年ハワイに言った時のこと、
 都会から離れて、ボケーっと海に浮いたり、心地よい風に吹かれ
てゴロゴロしたり、美味しいもの食べたりして過ごしたりしてたの
ですが、ふと一言。
「こんな生活してたらホラーなんて書く気起こらんわな。」
 などという考えが浮かびました。
 これは危険だと思い、あまりこのような生活を望むのは良く無い
と肝に命じたものです。
 しかし、それぐらいのことはなんということもない出来事なので
すが、今回、自分のホームページを見直してみたら、2002年の
MEMOが1回しか更新されて無い事実に気付いて、あれ?!っと
思ったのです。
 そういえば、独り者のときは、いろいろ考え事をするばかりで、
その凝った内容の話し相手がおらず、その結果、はけ口の1つとし
てホームページに書き込んでいたところがあったのですが、ここ2
年ぐらいは、だいたい嫁と話し込んでそれで完結してしまってるよ
うな気がするんです。
 数有る動機の中で何らかのメッセージを「伝えたい」という部分
が消化されてしまったのだと思います。
 ただ、絵を描くペースは落ちていないので、今回の場合は部分的
に蒸発してしまったということになります。
 う〜ん。(-_-)
 ちんけな言葉でいうところのハングリー精神って大事ってことな
のかもしれません。ある意味。

 でも不幸にはなりたくないです。




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